ガミースマイルでも、最も重度の方の治療には「骨切り法」または「上顎セットバック」という、上顎骨を短縮、後退させる手術を行います。
ガミースマイルで悩まれている方は多いのですが、その程度によって施術方法も変わってきます。ここでは筋肉の切除ではなく、骨の切除という最も大がかりな施術方法の紹介です。コンプレックスで悩まれている方には、辛い悩みから立ち直って欲しいと思います。
ガミースマイルでも、最も重度の方の治療には、「Le FortT型(ルフォーいっけい)骨切り法」または「上顎セットバック」という、上顎骨を短縮、後退させる手術を行います。
骨きり法の手術は2〜3時間かかりますが、他のガミースマイル手術と違い全身麻酔が必要になるため、麻酔専門医が管理をしている状況での手術となります。
手術方法は、口腔内から上あご部分の骨を露出させ、上あごの骨を水平になるよう、専用の骨きり機材を使って離断し、その人に応じた適切な幅を切除するという、とても大掛かりな手術です。
上下のかみ合わせなど全体的な形状を整えた後、骨を元の位置に戻し、ミニプレートで固定して傷を閉じます。
骨きり法でガミースマイル治療を行った後に、血液や浸出液を吸出して体外に排出するための「ドレーン」を口腔内に挿入し、血腫を予防するなどの処置が必要になる場合もあります。
また、個々に違いはあると思いますが、治療後1泊の入院をし、内服薬だけでなく注射で痛みを緩和するなどの、術後のケアを翌日まで続けるクリニックもあるようです。
挿入していたドレーンは、術後、翌日に抜去します。ガミースマイルの他の治療方法と比べても、骨きり法は顔の腫れが著しく、数日間は感覚や開口に、違和感や不自由さを感じるでしょう。
顔の腫れは1週間程度で改善しますが、顔全体のむくみは2週間以上経たないと改善されません。上唇の感覚は1ヶ月程度と、筋肉切除法と比べると、割と早い段階で戻るようです。重度の場合はかなり大がかりな手術になりますので、余程のことがなければなかなか踏み切れないかも知れないですね。
遺伝的要素がある場合のガミースマイルや成長過程で起こるガミースマイルなど発生原因は異なっていても、治療方法は程度によって決められます。また、成長の年代によっても変わる要素があるようですので、早い時期に治療を考える方が施術も軽度で済みそうです。歯の成長ともかかわっている場合が多いので、矯正歯科から段階を追ってガミースマイルの対策を検討する必要があるようです。
ガミースマイルにも効果的と言われている「鼻柱基部プロテーゼ挿入法(挿入術)」は、本来、鼻や口元の美容整形として行われている手術です。
鼻柱基部プロテーゼ挿入法は、鼻柱(鼻の穴の間の部分)の付け根「鼻柱基部」を持ち上げて前方に出すことによって、ガミースマイルを改善するための手術です。
鼻柱基部プロテーゼ挿入法の手術は、局所麻酔をした後、口の中の粘膜を切開して鼻中隔下制筋を切離し、特殊なシリコンプロテーゼを鼻柱基部に挿入して鼻唇角を広げ、歯茎が大きく見えるのを目立たなくする手術です。
ガミースマイルの鼻柱基部プロテーゼ挿入法に使用されるシリコンプロテーゼは、耐久性にも優れ、人工血管として心臓のバイパス手術にも使用されているシリコンと同じ素材の物を使いますので、安全は保証されています。
鼻柱基部プロテーゼ挿入法も、他のガミースマイル治療と同じく、傷が表面に見えることはありません。
しかし、腫れは2〜3日続き、約2〜3週間程度経たないと、自然な感じには戻りません。術後2〜3日程度は、シリコンプロテーゼが移動しないよう、鼻下をテープで固定することも必要になります。
鼻柱基部プロテーゼ挿入法の術後、当日からシャワーや入浴が可能で、洗髪も翌日からできますが、顔を濡らさないように注意しなくてはいけません。
ポイントメイクも当日から可能ですが、洗顔は鼻下を固定しているテープが取れてからになるので、化粧はできるだけ避けた方がいいでしょう。
また、1週間くらいはうつぶせで寝ないなど、ガミースマイル治療後も鼻や口元をぶつけないような注意が必要です。先ほどの骨きり法よりは幾分軽い手術ですが、各人の症状により手段を考えますから、医師との相談が必要です。
歯科でのガミースマイル治療について、どのような治療をするのか紹介します。ガミースマイルは歯の成長の影響を受けやすいことはお話ししましたが、歯科では具体的にはどのようなことを施術するのでしょう。有名な歯科での治療ケースについて紹介です。
審美歯科で行うガミースマイルの矯正治療期間は、約1〜2年で、費用は約100万円程度と高額です。
歯を削らずに済むことが多いのですが、治療期間が長く、口元に強い違和感を感じることがあるようです。
自分の歯を小さく削って差し歯にする治療や、セラミッククラウンなどの「補綴治療」、歯茎の切除治療をする場合は、歯1本に対して10万円以上の費用がかかります。
治療期間は矯正治療に比べて5ヶ月と短いのですが、自分の歯を削るということに、抵抗を持つ人もいるでしょう。
歯茎を自然な状態に調整するガミースマイル修整は、口内を施術するので傷跡が表に出ません。過剰に見えてしまっている歯茎を、調整、縫合する方法なので、施術時間も約30〜40分と、短時間で終わらせることができ、その後の通院は数回でいいようです。
口の中を縫合しているので、施術後1週間くらいは口元が腫れますし、歯磨きもできないため、うがい薬を使ってのうがいのみの生活になります。
また、2週間程度は、刺激の強い食べ物も控えなくてはいけません。
女性の場合は特に口元の腫れを気にしてしまいますので、施術後1週間くらいは、マスクをして生活をするという方が多いようです。
矯正歯科と美容整形の管轄なのですが、まずは矯正歯科で相談されることをお勧めします。相談の結果によって美容整形を訪ねるか判断されても良いのではないでしょうか。